こんにちは!
今回のスタッフブログは、どうしたら大工になれるのかをテーマに記事にしました。
大工ってどんな仕事をしているのか?、どうやったら大工になれるのか?そんな疑問をお持ちの方の解決の手助けになる情報の提供が出来ましたら幸いです。
あくまで基礎の部分にはなりますが、参考にしていただけたらと思います。
【大工の仕事ってどんなことをするの?】
皆さんは、大工さんってどんなお仕事をしているイメージでしょうか?
大工と言えば、鉛筆を耳にかけ木材をノコギリで切っているところ、釘を金づちで打っているところ、木材にカンナをかけたりしているところなどの場面を思い浮かべられる人が多いのではないでしょうか。
イメージされている通りで大工とは、建築士が作成した設計図をもとに、ノコギリやカンナなどの専用道具を使って、主に木造建築物の新築・増築・リフォーム関連などを行うお仕事です。
大まかに言ってしまうと前述した通りのお仕事ですが、具体的にはイマイチ分かりづらいかと思いますのでもう少し詳しい内容についてご説明します。
・設計図の確認
家を建てるには家の設計図なしには作れません。
設計図は、建築士が依頼主(お客様)の要望を元に作成します。
大工の仕事は建築士が作成した設計図を確認するところから始まります。
設計図に基づいて建築を行うために、どうやって建てるか、必要な資材(材料)は何か、どのくらいの期間が必要かといったことを設計図から読み取り、建築の計画を立て管理をしていきます。
さっそく大工の腕の見せどころになりますね!
何をするにしても準備は必要不可欠なので、この段階での見積や計画は重要です。
・木材の加工
次に、必要な材料が決まったらその材料を作るために木材の加工を行います。
木材を切り出したり、寸法を調整したり、表面をきれいに仕上げたりといった作業を行い、建材を作っていきます。
建築を行う際に使う建材を作るのも大工の仕事なのですが、最近ではあらかじめプレカット工場という工場内で機械により木材の加工がされることが増えています。
このプレカットにより、はじめから加工がされているので大工さん自身が1から木材の加工を行うという事は少なくなっています。
・現場での仕事
この工程が多くの人がイメージされる大工の仕事です。
上記で作成した建材を使って施工図通りに住宅を組み立てていくのですが、建材も現場ですぐ使用するわけではありません。
組み立てる前に建材のチェックや建材の微調整が必要になります。
この作業でノコギリで切ったり、カンナで削ったりということを行います。
ここまでの作業が完了したら上棟(柱・棟・梁などの骨組みの組立)を行っていきます。
上棟の工程についてイメージがわかない人は、自社のHP内でも紹介していますので、こちらのページをご覧ください。
その後、屋根の下地組み、サッシの取り付け、外壁・床下・天井の下地組みなどを行います。
家屋の骨組みや外壁、屋根、床、天井などの下地を作るところまでが大工の仕事です。
工事現場は現場監督の方が、現場作業員のスケジュール調整や材料の発注など施工管理を行います。 大工の棟梁が現場監督を兼ねる場合もありますので、その場合は棟梁が現場の予定を管理し、棟梁の指示で建築工事を行います。
・大工の種類
実は一口に大工と言っても大工の中にも、様々な種類が存在します。
皆さんが大工としてイメージされるであろうノコギリやカンナなどを扱って木造住宅を建てる大工は「町大工」という分類にあたります。
今回は「町大工」を例としてお仕事の内容の説明を行いました。
「町大工」の他にも、鉄筋や鉄骨のコンクリートの建物の型枠の組み立てを行う「型枠大工」、寺社や仏閣の建築や修繕を行う「宮大工」、天井や壁、床、窓枠、巾木など、建物の内装部分を専門に行う「造作大工」などの種類があります。
大工の中に、こんなにも種類があるのには驚きますね!
ちなみに、業種として建築と土木を混同されがちですが、実は明確な違いがあります。
建築は住宅や商業施設、公共施設など建物を、土木は道路や鉄道、橋、ダム、堤防などの構築物と作っているものが違うんです。
ですので、大工は住宅を作るので建築業にあたります。
【大工になるにはどうしたらいいの?】
ここまでは大工の仕事について説明させていただきましたが
では、どうやったら大工になれるでしょうか?
おそらくこの質問にパッと答えられる人は少ないと思います。
大工がどんな仕事をしているのか?と聞かれると答えられますが、どうやったら大工になれるのか?と聞かれると意外と答えるのが難しいですよね。
大工になる条件として、どんな学校に行ったらいいのか、どういった資格の取得が必要なのか等々…。
分からないことが多いのではないでしょうか。
・大工に必要な資格
実は、大工になるために必要な資格や免許はなく、学歴や年齢も不問です。
つまり、今からでも大工になろう!と思えば大工になることは可能だということです。
大工は職人なので、学歴や資格以上に現場での経験と知識・技能が重視されるのです。
・大工の適正・求められる人物像
大工は現場経験が重視されることは分かりましたが、どんな人が大工に向いていると思いますか?
大工になるには以下の3つが必要だと考えます。
1つ目は、ものづくりに喜びを感じることができる人です。
木造建築物の建設や修理を行うお仕事なので、まずはものを作りたいという意欲や気持ちが大事です。
2つ目は、体力がある人です。
現場で建材や道具等の重いものを運んだり、天候や気候にも左右されるため、体力は欠かすことができません。
3つ目は、コミュニケーション力のある人です。
これは意外に思う方もいるのではないでしょうか。
大工も建築現場では、チームとして作業を行うこととなります。
また、設計やデザインを担当する建築士、左官職人、内装業者などほかの職種の方と協力して仕事を行います。
人と関わることが多いため、コミュニケーション力も欠かすことはできないのです。
・大工になるには?
いよいよ、タイトルにもある「大工になるにはどうしたらいいのか?」についてのお話です。
大工になる方法としては、主に工務店や建築会社、リフォーム会社などに就職する方法と親方と呼ばれる大工の棟梁に弟子入りをする方法が一般的です。
まずは、見習いとして自分の技術を磨き、実務の経験を積んでいくことで一人前の大工へと徐々にステップアップできます。
一人前の大工と呼ばれるまでにかかる期間は、ハウスメーカーによる建売住宅の家の大工であれば3年程度必要です。
木材を自身で加工し、木組みや彫り込みまでこなして特別注文の注文住宅を建てられる、昔ながらの職人大工であれば5年〜10年かけて一人前と呼ばれるようになります。
【最後に】
大工のお仕事についてお分かり頂けましたでしょうか?
また、この記事で少しでも大工について興味を持って貰えたら幸いです。
現在、株式会社ace・BLDでは、一緒に働ける仲間を募集中です。
未経験者の方も大歓迎ですので、求人情報よりぜひご応募ください。
以前、働く社員にインタビューをしたブログがありますのでこちらの記事もご覧ください。
熊本で一人前の大工を目指しましょう!
正社員のお仕事をお探しの方、転職をお考えの方も、先ずはお問合せください。
お問い合わせは電話・メールで受け付けていますので、気軽にご連絡・ご相談ください。
今回もブログを見ていただきありがとうございました。
新着情報は各種SNSでも掲載しています。
では、次回の更新をお楽しみに!
株式会社ace・BLD
〒862-0918 熊本県 熊本市 東区 花立5丁目10-25
TEL:096-234-8976 FAX:096-234-8975
Comments