皆さんこんにちは。9月になりましたね🍂暦の上では秋ですが、まだまだ暑いです。
年々春と秋が短くなっている気がします。
さて、今日9月1日は『防災の日』です。
防災の日は、日本国内で毎年9月1日に設定されています。
1923年9月1日に起こった関東大震災を教訓に、地震や津波などの自然災害への備えや避難方法を学ぶ一日として、また防災の日は災害の備えだけでなく、防災意識の向上や地域の連帯感を高めるための日でもあります。
aceBLD本社のある熊本も、7年前に熊本地震を経験しています。所在地の熊本市東区花立は、震度7を観測した益城町のお隣に位置しています。熊本は一歩一歩復興していってますが、近年は豪雨災害や大型台風なども猛威をふるっており、年々災害と隣り合わせの生活になっているように思います。🌀
私達はいつ起こるか分からない自然災害に対応するため、災害時の計画を立て常日頃から意識しておかなければなりません。それは企業も同じです。
aceBLDの社員は各現場で作業をしているため、作業時間中に発生した場合、移動中、出勤前など様々なケースを仮定しておく必要があります。
企業は従業員の安全確保などの初動対応や災害発生から業務の復旧までの期間など様々な対応が求められます。このように、災害によるリスクを想定し事業を継続するための計画のことを【事業継続力強化計画=Business Continuity Plan:BCP】といいます。
このBCPの重要性を考えるきっかけとなったのが2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件です。貿易センター内に会社のあった大手証券会社のメリルリンチ社は、1機目の航空機が北タワーに突っ込んだ7分後に災害対策本部を立ち上げ、約20分後には9000人の従業員をビルから避難させ、翌日には業務を再開したことで企業価値を高めました。
事前にBCPを策定していたことで、緊急時の具体的な役割分担や復旧対応策が明確化しており首脳部の迅速な判断に繋がったのです。
有事の際の企業存続に大変重要なBCPですが、日本の企業では世界各国よりもBCPの浸透率・策定率はそれほど高くありません。しかし、熊本地震を経験しているからこそ災害時の初動対応の重要さは十分に理解しています。弊社でもBCPを策定し、毎年見直す期間をこの防災の日から始まる9月に設定しています。
30年以内の発生確率が70~80%といわれている南海トラフ巨大地震、特別警報級の台風や豪雨災害に脅かされている近年、企業が『転ばぬ先の杖』として、BCPの策定に取り組むことは喫緊の課題だと思っています。
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