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大工として目指すべき資格は?【経験を積むことで取得可能】

更新日:2021年10月7日

こんにちは!


今回は、「大工になってからどんな資格を取得していくといいのか」という事をテーマとして記事にしました。


以前、【熊本県 求人】大工になるにはどうしたらいいのか? という記事で、大工になるのは年齢や学歴などは関係無いという記事を作成しました。

大工になるためには資格は必要ありませんが、大工として工務店等に就職した後は自分の経験と技能を磨くことで資格取得を目指すことが出来ます。

もちろん、資格取得についても大学や専門学校などを卒業していない方でも、実務経験を積むことで受験することができますのでご安心ください。

多くの資格を取得することで、職人としての専門性を身につけたり、キャリアアップにも繋がります。


大工に関連する資格にはたくさんの種類がありますが、その中でもおすすめの資格をピックアップしました。

それでは、大工として取得した方がいい資格を4つ紹介していきます。




1.建築大工技能士


建築大工技能士とは、木造建築の大工工事に必要な技術を一級・二級・三級でレベルに応じて認定する国家資格です。

建築大工技能士は、都道府県職業能力開発協会が実施する学科試験・実技試験に合格することで取得できます。


受験をするために必要な経験年数は、受験する級や学歴によって異なります。

実務経験のみで受験をする場合だと一級は7年以上、二級は2年以上の経験が必要です。

各級の受験資格については、以下の一覧の通りとなっています。





学科試験の問題数は受験する級によって異なっており、一級・二級は50問、三級は30問となっています。

実技試験は各級ごとに課題となっているものを作成し、製品、仕様誤りなどを採点されます。

一級・二級はそれらに加えて原寸図の作成も採点対象となります。

試験は100点満点のうち、実技試験は60 点以上、学科試験は65点以上で合格となります。


技能士という名前の通り、建築大工技能士を取得することで一定以上の技術を持っていることと取得するにはある程度の実務経験の年数が必要ですので経験年数の長さを証明することが出来ます。




2.建築士


建築士とは、建築物の設計を行うのに必要な資格で一級建築士、二級建築士、木造建築士がある国家資格です。

資格によって扱える建築物の大きさや材質が違いますので、どんな仕事をやりたいかで目標とする資格も変わってきます。

建築士は、公益財団法人建築技術教育普及センターが実施する学科試験・設計製図試験に合格する事で取得できます。


資格取得には、一級建築士を実務経験のみで受験をする場合だと、二級建築士を合格している事と二級建築士になってから7年以上の実務経験が必要です。


二級建築士、木造建築士は学歴により異なりますが、実務経験のみで受験をする場合だと、7年以上の実務経験があれば取得できます。


設計製図試験は、設計条件や要求図書などで採点を行い、Ⅰ~Ⅳでランク付けされ、ランクⅠが合格となります。

学科試験の合格基準は受験する資格や合格基準点によって異なっています。

一級建築士は、学科試験が全5科目で計125問(125点満点)あります。

各科目ごとに基準点があり、全ての科目で基準点以上の得点かつ総得点が基準点(概ね90点程度)以上で合格となります。


二級建築士は、学科試験が全4科目で計100問(100点満点)あります。

一級建築士同様に各科目ごとに基準点があり、原則として全ての科目で13点以上の得点かつ総得点が60点以上で合格となります。(原則であるため試験回により点数の補正がある場合があります。)


木造建築士も二級建築士と同様に、学科試験が全4科目で計100問(100点満点)あります。

各科目ごとに基準点があり、原則として全ての科目で13点以上の得点かつ総得点が60点以上で合格となります。(原則であるため試験回により点数の補正がある場合があります。)


建築士を取得することで、資格に応じた建築物の設計と現場監理の仕事を行うことが出来るようになります。




3.建築施工管理技士


建築施工管理技士とは、建設工事の施工管理を行うのに必要な資格で、一級建築施工管理技士と二級建築施工管理技士がある国家資格です。

建築施工管理技士は、国土交通大臣が実施する第一次検定(学科試験)・第二次検定(実地試験)に合格する事で取得できます。


試験の合格基準は、60%以上の得点が必要な点は同じですが試験の内容が異なります。

一級建築施工管理技士は、第一次検定が午前と午後の部で分かれています。

どちらも必須と選択の問題があり、午前の部は45問の中から27問を回答し、午後の部は35問の中から33問を回答をします。


二級建築施工管理技士は、第一次検定は1回ですがこちらも必須と選択の問題があり、50問の中から40問を回答します。


受験する条件は、受験する検定や資格の取得状況などによって異なります。

一級建築施工管理技士は、第一次検定は二級建築施工管理技術検定第二次検定を合格していれば受験可能です。第二次検定は、二級建築施工管理技術検定第二次検定合格後に、5年以上の実務経験が必要です。


二級建築施工管理技士は、第一次検定は17歳以上であれば学歴や実務経験に関係なく受験することが出来ます。第二次検定は実務経験のみの受験であれば、8年以上の実務経験が必要です。


建築施工管理技士を取得することで、建築現場で現場監督として工程管理や安全管理などを行うことが出来るようになります。




4.木造建築物の組立て等作業主任者


木造建築物の組立て等作業主任者とは、労働災害防止のため作業の監督指示を行うのに必要な国家資格です。

これまでの3つの資格と異なり、木造建築物の組立て等作業主任者は講習と修了考査で取得することが可能です。

木造建築物の組立て等作業主任者は、実施機関が都道府県により異なる場合があります。

熊本の場合は、建設業労働災害防止協会へ申し込むことで受講できますが、都道府県労働基準局などに確認する必要があります。


講習は2日間あり、2日目の最後に1時間程度の修了考査が行われます。

受講資格は、学歴により異なりますが実務経験のみで受講する場合だと18歳以降から3年以上の実務経験が必要です。


木造建築物の組立て等作業主任者を取得する事で、軒の高さが5m以上の木造住宅などの建築物の構造部分の組立て、屋根下地や外壁下地の取り付けなどを行う際に、安全面などの監督・指導にあたる責任者となることが出来るようになります。




【最後に】


今回は大工として目指すべき資格を紹介しました。

実務経験を積んで行くことで、学歴や年齢など関係なく今回紹介したような資格を取得し活躍する事が可能な業界です。

手に職を付けたい、スキルアップをしたいという人は大工の世界に挑戦してみてはいかがでしょうか!


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未経験者の方も大歓迎ですので、求人情報よりぜひご応募ください。


今回もブログを見ていただきありがとうございました。


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では、次回の更新をお楽しみに!


 

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